Nagichan blog

夢かもしれない - 好きなものと観劇感想あれこれ

「王様と私」感想

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ミュージカル「王様と私」、自分的上半期イチヒットミュージカルでした〜!!

私が「王様と私」を見るのは2019年のBW来日版(渡辺謙さん、ケリーオハラさん)ぶり。

母国語でミュージカルを観れるのってやっぱりいいなぁ。 よりニュアンスを感じ取れて、物語を深く理解できるような気がする。

 

好きポイント①セットが豪華!!

冒頭から船首のドデカセットがどーんと出てきて「これぞミュージカル…!」と感激し、ギンギラギンな宮殿セットどーーん!一番高いところに北村一輝さんの王様ばーーーん!!で大笑顔😁王様はこれくらいでなくっちゃ!!

 

好きポイント②北村一輝さんの王様がとにかく魅力的!!

チャーミング!嫌いになれない魅力的さ…!
「難問だ!」の葛藤が好きでした。ただただ意固地なわけじゃなく、変わらなきゃいけないと頭では理解はしてるんだけど諸々がついてきてない感・・・が台詞がなくても伝わってくるのがすごかった。
是非を理解しているかはわからないけど、アメリカの大統領も奴隷制度も、イギリスの詩も読んでるし。だからアンナの「聡明な人」って台詞に違和感なく共感できたし、憎めないんだな~~!!
みりおさんアンナが強気だから言い返されてタジタジしちゃうのもかわいかった…
一番楽しみにしていた(笑)ShallWeDanceの「Come.」は日本語だと「こうであろう?」(疑問形)なのね!?!?
歌がお芝居の延長線上にあるのも好きだった~これからもミュージカル出てほしいなあ。

 

好きポイント③ルイスとチュラロンコン王子の友情フォーエバー・・・
「難問だ!」を2人が銀橋で歌うシーンが、次世代が育っていく新しい風を感じる演出でとっても好きでした…!
舞台作品って、次世代への世代交代だったり世代間の価値観ギャップがテーマとして取り扱われることが多いと思うんだけど、今回の王様と私をみて、私の中ではロマンス要素よりも継承の方が印象に残ったな。BW版の時には気づかなかった魅力でした。

ラストシーンも、新しい王が誕生するすぐそばで静かに息を引き取るシャム王、そしてそれに気づいて駆け寄るのは側近と王妃の2人だけ…対比に涙でした😹

 

その他

アンクル・トムの小屋の演出が華やかで絵本みたいで好みでした!
やたらと長かった記憶しかなかったから若干構えてたんだけど(笑)、飽きずに最後まで見れました。よかった。
木村花さんの王妃も本当に良くって…!花さんの演じる役って、可憐さと気高さと強さが共存していて本当に魅力的で大好きなんだけど、今回も素敵でした…!

自分でも何でこんなに刺さったのかわからないけど、上半期の見て良かった作品ナンバーワン作品です。
Shall We Dance?の歌い出しは何度聞いてもやっぱり心躍るなあ。名曲バンザイ!