The world is a Stage

好きなものと観劇感想あれこれ

「SMOKE」感想

2021年、ドハマリする舞台に出会いすぎている…。
まだ8月なのに3作目に出会ってしまいました、ミュージカルSMOKE。
とにもかくにも鉄は熱いうちに打て!な感想です。

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初見の感想

私は今回の2021年版が初見なのですが、まず舞台と客席の距離感にびっくり。
近いとは聞いていたけどこんなに近いなんて…!
感染対策用に舞台と客席の間にビニールの仕切りとモニターがあって(客席も1席ずつパーテーションあり)
安心して観れる&演出に使われていて面白かった!
(でも、やっぱり、仕切りなしで観たかった気持ちもある、コロナめ…)

100分間・途中休憩なしの作品で、
気がついたらジェットコースターに乗せられていて、ハイスピードで急上昇、急降下、急旋回したような…
キャスト3人のうねりの渦にウワッと飲み込まれたような感覚になりました。
途中、自分がどこにいるのか忘れるくらい世界観に没入していて、
本当に物凄い観劇体験が出来たなあと思います…幸せだ…。
あまりの興奮になぜか涙が出そうになったり。笑

劇場を出たあともしばらくぼーっとしてしまいました。。

各キャスト感想

作品の内容に触れています。
ネタバレNGな方はバックで!



・観劇回:8/28ソワレ(初日)
 超:大山真志さん
 海:内海啓貴さん
 紅:池田有希子さん


大山真志さん
登場した瞬間から超の存在感に引き込まれたし、
舞台上に存在している間はずっとぴんと空気が張り詰めるような印象を受けました。
超と紅の言い合いの迫力が凄すぎて圧倒されておりました…また観たい…。
 
池田有希子さん
紅の格好良さよ!!! 超に「奪い取るものよチャンスは!」って啖呵切るシーンに痺れました!
心の中でガッツポーズ&拍手喝采
鏡のシーンでは大山さんと池田さんとあっきーの三つ巴バトルを観ているような…楽しかったな…。

●内海啓貴さん
ROSSOぶりのあっきー!!
あっきーの歌声が大好きなので今回も楽しみにしてたのだけど、
歌だけじゃなくって演技も物凄〜く良かった…!

記憶を取り戻す前の海がかわいすぎる。紅とのデュエット曲の振りと表情が素敵すぎて
キュン通り過ぎてギュン!!てしてました。ギュン!
で、前半は子供みたいだったのに、
記憶を取り戻した途端早口で長台詞をバーーーっと喋りだすギャップにやられました。
後半の畳み掛け方が凄い。

取り調べで、「なぜ句読点を打たないんだ?」的なことを聞かれるのだけど、
私が『烏瞰図』を読んだ時と全く同じ感想だったので少し笑ってしまった。笑
返答もまたよくって、海(李箱?)の天才っぷり、狂人っぷりをほんの少しだけ
理解できたような気がしました。


私の中では、SMOKEで受けた衝撃は、大好きな「ビリー・エリオット」と同等で。
私は基本的にはグランドミュージカル系の華やかなキラキラ作品が大好きなのですが、
推しのおかげでSMOKEに出会えて良かったな〜!

otaku-me.hatenablog.com


3人が3人とも物凄い力量でぶつかり合い続けるような作品なので
ただ観ているだけでも超消耗するし、話もかなり抽象的で1度では理解しきれず‥!
もう少し李箱の作品を勉強してから、次回九劇に向かおうと思います。