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好きなものと観劇感想あれこれ

「ラ・マンチャの男」感想


ラ・マンチャの男の初日を観に行ってきました〜!
私なんぞが感想を述べてしまっていいのだろうか…と思いブログは書かないつもりだったのですが、
公演休止が続いてしまっていて悲しいので
ラ・マンチャ最高だったよ!ということを残すために書きます。(結局書くんかい!)

★公演初日のニュース

www3.nhk.or.jp

youtu.be

全体的な感想

終演後、「ものすごいものを観た!!!!」と思いました。
気がついたら物語が始まっていて、ラマンチャの男の世界に入り込み、
あっという間に終わってしまった感覚。
途中休憩が入らずに2時間ちょっとでテンポよく進むのが良かったです!

事前知識は「ラ・マンチャの男」と「見果てぬ夢」を聴いたことがあるくらいだったんだけど、
やっぱり知っている曲がくるとテンションが上がりますね!
ラ・マンチャの男」で目線が上めになる瞬間があったんだけど、目が合った気がしてキュン!笑
「見果てぬ夢」は曲に入る少し前からBGMとして流れ始めて、ワクワクが止まりませんでした…!!
私はラ・マンチャの男も、松本白鸚さんも初めて拝見したのですが、
松本白鸚さんが歌い出すと無条件に泣きそうになってしまい…。何ででしょうね。心が揺さぶられるってこういうことか、と思いました。
自分が生まれる前から…何なら自分の年の倍…半世紀も同じ役を生き続けているって物凄いです。想像もつかない…。


好きなポイント、雑感など

♫あの方のことを考えてばかり、このナンバー本当に好きでした(語彙力皆無)
神父役の石鍋さんの歌声が好きすぎてずっと聴いていたいくらい!
(私の記憶が正しければ)セルバンテスが演出をしている姿を唯一見れるシーンで、
劇中劇の構造を視覚的に楽しめて良かった。
他のナンバーもスペイン音楽がどストライクで好きでした!

光夫さんがかなり若手に見える…笑
鏡の騎士のシーンはいきなりディズニーヴィランズが出てきた感あった

サンチョの駒田さん、かわいすぎません?

・大乱闘おじいちゃん〜〜!!

本作品に限らずですが、アブダクションのようなシーンを見ると、このシーンは必要なのか?と
考えてしまう。文脈的にわかるし良くない?と思ってしまいます
舞台的な表現として割り切って観るのが正解なのか?とモヤモヤしてます〜。うーん
(最近見た映画版WSSのアニータのシーンは直接的な描写はなかったけれど心臓がバクバクしてしまい。単純に観るのが辛い)

正直なところ、台詞が聞き取れなかったりしたんだけど、
台詞がどうこうとかそういうことじゃないんだよなあ!!という気持ちで大感動したのは
作品のパワーなのか俳優の良さなのかなんなんだろうか…

物語のラスト、全員が歌う「見果てぬ夢」が胸に迫りました。
ありのままの人生で良いと折り合いをつけずに、理想を求める…険しい道だけれど人として美しい姿を見ました。


残りの公演が再開できることを祈っております…!