The world is a Stage

好きなものと観劇感想あれこれ

「オリバー!」感想

ビリーエリオット2020の東京楽から1年経ったことに時の流れを感じる10月!
ビリマイの子たちがたくさん出ているミュージカル「オリバー!」が開幕し、
プレビューと本公演をそれぞれ1回ずつ観てきました。

全体的な感想

こんなに席が埋まってるオーブが久しぶりすぎて謎に感動しちゃった〜〜!!!
特にプレビューはソワレなのに親子連れが多くてびっくり。
舞台上にも客席にも小さい子がいっぱいいてすごく新鮮な気持ちに…笑
あと、キャストが多くて舞台上の人口密度が濃いっ!!!
最近SMOKEやらひとり芝居やら少人数の作品ばっかり観ていたので余計そう思ったのかも。

ストーリー・楽曲について

ストーリーについて
正直、すっきりする終わり方ではないです!笑 
2019年に日本オリジナルのミュージカル「オリバー・ツイスト」を観たのですが、そっちよりは雰囲気明るかった気がする…
誰か特定のキャラクターの物語にぐっと引き込まれることもなく、さらっと終わってしまった印象。
あと1幕冒頭のバンブル・コーニーのくだりと、サワベリー娘・ノアのくだりは正直必要!?と思ってしまいました…笑 本国だともっと笑えるノリなのか?笑

楽曲について
楽曲は超好みでした! 
60年代の作品ということで、私は古き良きミュージカル音楽が大好きなので大満足。
"オリバー"から始まり"信じてみなよ"、"これが人生"、"何でもやるよ"…と1幕は楽しい楽曲が目白押し!
2幕は"ウンパッパ"、"彼に必要とされる限り"などナンシー無双&大人向けの楽曲が多めかなと思いました。

各キャスト感想

オリバー役は2回ともエバンズくんでした!"何でもやるよ"でにっこにこしながら「すぐ戻る!!」と歌う姿に
か、、かわいい…!守りたい!!!と謎の感情になりました。守りたい。笑
きゅんとしちゃうベットの気持ちもわかる。笑

ドジャー役は佐野くん・調くん。ふたりともお兄さんになって…と近所のおばちゃん目線に。笑
調くんのドジャーは歌も演技もダンスも安定感が物凄くて、
彼の演技を観てドジャーの解像度がぐっと上がりました。
噂のステッキくるくるも良かった!

フェイギンのギャング団は2回ともハックニーでした。
本公演の方がのびのびリラックスしていて良かった◎
みんな上手で、日本のミュージカル界の未来は明るいな…と思ったり…
"信じてみなよ"の曲中に
チャーリー海琉くん、ディッパー慈杏くん、ドジャーの3人センターで踊る場面があるんだけど、
ビリーおたく的にはビリマイがオーブのセンターで揃ったことが胸熱すぎて思わず拝んでしまいました…。

フェイギンは市村さんと武田さん1回ずつ。
武田フェイギンの方がコミカルで、オリバーにも優しさを持っているような印象。
市村フェイギンは優しさもあるけれど、腹の奥では何を考えてるのか分からない印象。
ちょこちょこアドリブ入っていて楽しかった。

濱めぐさん
今年に入ってから、アリージャンス、レミゼと1シーズンに1回は観ている濱めぐさん!笑
オーブの5列目で浴びる濱めぐさんの"彼に必要とされる限り"はもう〜最高でした!!
アリージャンスの時にも感じた、客席に歌声がぐわんぐわん響き渡る感じをまた体感できて楽しかった…。

spiさん
何気にお初のspiさん! 背が高い!!声が良い!!!
ナンシーとの喧嘩シーンは生っぽくて怖…となりました。力で捻じ伏せられる感がすごい。
カテコで満面の笑みで犬に駆け寄る姿がかわいかったです!!